夏の暑い日だけUVケアすればいいと思っている人はいないと思いますが、紫外線は5月時点でピーク時の8割はあるので、暑くなってから日焼け止めを塗るというのは言語道断です。
老化の原因としてすっかり悪いものの紫外線は髪や頭皮にとってもやっぱり悪者で、髪のキューティクルを剥がし、乾燥やダメージの原因になりますし、頭皮のコラーゲンを破壊して頭皮の老化の原因になってしままうのです。
髪や頭皮の紫外線対策というのはシンプルに帽子をかぶるか日傘をさすというのが一番手軽です。日傘や帽子がかさばるという場合は、UVカット機能のあるスプレーやトリートメントを使って髪を守りましょう。
ほかにも髪と頭皮の紫外線対策としては、
・髪型をコンパクトにまとめる
紫外線のあたる髪の表面積を減らすのが目的です。髪の長い人は特にアップやまとめ髪にして髪の表面積を少なくしましょう。またショートカットにしてしまうというのもあるかもしれません。
・抗酸化成分を摂取する
紫外線は活性酸素を生成しして、細胞を酸化させて老化を促すので、酸化をふせぐための抗酸化成分を体内に充満させておき、活性酸素に備えておくことが有効です。頭皮のコラーゲンが紫外線により破壊されれば、頭皮がたるみ、顔もたるんできます。
などです。
あくまでUVケアというのは予防のためにするものなので、外出する際は防御を完璧にしてから出かけるようにしましょう。日中の紫外線が多い日はなるべく避けた方がいい場合もあります。
では、髪と頭皮に紫外線を浴びてしまった、しかも頭皮が日焼けしてしまったり、赤くなってしまったという場合はどう対処すればいいのでしょうか。
まずは、肌を日焼けしたのと同じように肌が炎症を起こしているので冷やさないといけません。氷水やローションでもいいですが、冷やしたタオルなどで間接的に冷やしたほうが頭皮にかかる負担を減らすことができます。
次におこなうのは保湿です。炎症を起こした肌は水分が著しく消失し、乾燥するので、しっかり保湿をして潤いを取り戻して肌の状態を立て直さないといけません。
方法としては弱酸性の低刺激のシャンプーで頭皮を清潔にした後に、伸びのよい保湿クリームを塗ります。頭皮専用のものはないかもしれませんので、顔用のもので問題ありません。
クリームではなく美容液でもいいでしょう。保湿化粧水だけでは保湿しきれません。
最後に早く寝るように心がけてください。睡眠中には成長ホルモンが分泌されて肌の代謝が高まり、また、肌修復に必要な酸素や栄養素が頭皮に行き届いて、紫外線ダメージがリセットされます。
睡眠をとらないことには紫外線ダメージがなかなか修復されません。頭皮の冷却は初日だけでもいいですが、保湿と睡眠は3日から1週間は続けるましょう。